ブランディングコンサルタント・渡辺シンスケ(@shinsukew11)です。
何か物やサービスを作る時、すでにそれを必要としている人がわかっていれば比較的簡単ですよね。
昔コンサルした方で、90歳くらいで介護をされるのではなく、介護施設を運営している方がおられました。
その方は戦争も経験されているので、戦後焼け野原になった大阪を見ているのですが、当時は何もなかったので、腹ペコな人に米を丸めて「銀飯」と名前をつけるだけで売れた、なんてこともおっしゃってました。
もし突然雨が降ってきて、周りにコンビニなど傘が売ってるところがなかったら、売れますよね。
しかし、今の現代日本でそういったことを探すのは、難しいと思います。
金がないとか言いつつも、毎月携帯代を払いスマホを持って、風呂付きの家に住んで、餓死することもないし、最悪生活保護を受けて生きていけるシステムがあるからです。
ではそんな中、大金を稼ぐには、もっと潜在的な人々の購買意欲を探し、そして高めていくことが必要になってきます。
ではこの現代社会、このご時世で人々が欲しているものを、どうしたら探せるのでしょうか。
私は起業するにあたって、何で起業するかをとても迷っていました。
なぜかというと、何かのお店など、特別やりたいこともなかったし、売りたいものもない。
かと言って、人々が何を欲しているか、もっと砕けていうと何を売ったら儲かるのか、なども全く発想がなく、とりあえず起業したい、チャレンジしたい、人生雇われだけで終わるのは嫌だ、というのがあっただけだからです。
そして考え抜いて気がついたのが、この豊かな現代社会で本当の意味で人が必要としていて、心の底から欲しているものなんてない、ということに気づきました。
でも不満を持って生きている人が、逆に昔より増えているな、ということにも気づきました。
ということは、本当に生きていくために必要なもの、手に入れる夢を見ているもの、という理想形で探しても見つからないなということがわかりました。
そこで行き着いた、人の購買意欲を探し高める方法が
「潜在的な悩みをあぶり出す」
ということだったのです。
例えば、健康グッズを売るには、健康を夢見ているというよりは、今のままだと病気になるという悩みを抱いている人を探し、不安を煽れば健康グッズを買う確率が上がりますよね。
また、収納グッズを売るには、きれいな部屋を夢見ている人より、部屋が散らかっているという悩みを持っている人を探す方が、収納グッズを買いたい人を探しやすいということです。
恋愛や結婚、就職、飲食、何でも共通だと思います。
戦後みたいにテレビが欲しいから頑張る、車が欲しいから頑張るというポジティブ思考よりは、この悩みが嫌だからという、ネガティブ思考の方が多い時代かなと思います。
ですから私は、いつの時代でも「お客さまが少ない」という悩みがなくなる時代は来ないだろうな、ということを思いついたので、集客に携われるコンサルティングという仕事を選びました。
そして広告費がない、という悩みを抱いている方が多いだろうなと思ったので、大手企業などではなく個人事業主や店舗に対しての集客方法のご提案をする仕事ということで、ブランディングコンサルタントというところに落ち着きました。
というわけで、自分が何を扱ったらいいのか。
そして自分が扱っている商品やサービスをより売るためには、どうしたらいいのか。
どちらもお客さんの悩みが浮き彫りになればなるほど、解決すると思います。
是非試してみてくださいね。
今回はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も運ある1日になりますように。