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【絶賛の嵐】批判されまくった映画版スラムダンクが、大ヒットしたわけ『THE FIRST SLAM DUNK』

ついに映画版スラムダンク『THE FIRST SLAM DUNK』が、12月3日公開されました。

 

あの伝説の漫画スラムダンクの、続編がアニメになるのは26年ぶり!

 

私はスラムダンクの漫画もアニメも、ほとんど全部見てましたので、26年前から見てたことになりますね汗

 

それはともかく、この映画版スラムダンク。

 

公開するのが決まったときは、かなりの方が喜んでました。

 

26年間の間、続編やって欲しいという声がずっとあったので、それはそのはずです。

 

しかし公開が決まってからは

「内容明かさなさ過ぎ」
「いつからやるのか早く教えろ」
「声優変わるなんて聞いてない」
「声優変更発表してから、前売り売るべきだ」
「声優前のままの方が良かった」

など、否定の嵐でした。

 

しかしいざ、12月3日に公開して、動員ランキングはというと、『THE FIRST SLAM DUNK』は土日2日間だけで動員84万7000人、興収12億9600万円をあげて初登場1位になってしまいました。

 

これから、年末年始、お正月に入っていくので、さらに盛り上がって、映画版スラムダンクは興収100億円の大台を超えるのではないかと言われています。

 

ちなみに2020年以降の興収100億円を超えた5作品のしかないそうで

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年)
『劇場版 呪術廻戦 0』(2021年)
『ONE PIECE FILM RED』(2021年)
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年)
『トップガン マーヴェリック』(2022年)

の5つ。

 

3つが週刊少年ジャンプで、スラムダンクもジャンプ作品。

 

時代はディズニーから、ジャンプになってきてるのか、というようなランキングです。

 

 

話をスラムダンクに戻しますと、今回の映画版スラムダンクは、先ほど書いたように、あれだけ長い間楽しみにされてたのに、情報が発表されるにつれ、批判が大きくなっていきました。

 

もちろん26年間大事にされた、スラムダンク像や愛というのが、個々人であるから、それと違ったら「?」と思うのかもしれません。

 

それでも批判の声はどんどん大きくなって行ったのですが、私は、絶対流行る、絶賛される、と思ってました。

 

声優の人は誰も知りませんし、何の話が上映されるとか、情報は全く知りません。

 

それでも映画版スラムダンクは、多くのお客さんに支持されるだろうなと思ってました。

 

それはなぜかというと

「スラムダンクほどブランディングされている漫画はない」

と思ってるからです。

 

他の漫画どれだけ知ってるの?といえば、漫画博士でもオタクでもないので、詳しくないですが、あくまで個人調べかもですが(笑)

 

ではスラムダンクのブランディングといえば、なんといっても『キャラクター』です。

 

桜木花道
大きく身体能力が高く、喧嘩の強い主人公。
惚れやすいが、女性に振られまくり。
惚れた赤木晴子に誘われバスケットを始める

流川楓
天才バスケットマン。
クールで2枚目だが、無愛想で人付き合いが下手で、たびたびケンカを巻き起こす。

赤木剛憲
湘北バスケットボール部キャプテン。 バスケットへの意識が高過ぎて、あまり人がついてこず。
バスケットボールに真面目過ぎて、たびたび桜木花道と喧嘩。

三井寿
中学神奈川県大会MVPの実力者。高校入学後怪我で退部して、ヤンキーに。
3年になり桜木花道との喧嘩を機に、安西先生と再会しバスケ部に再入部。

宮城リョータ
背は小さいが、一番のスピードを誇る実力者。三井寿と喧嘩をして停学。
マネージャー彩子に惚れているが、相手にされていない。

安西先生
監督。巨体で白髪で髭が生えていて、ケンタッキーの置物のようだが、もともと全日本経験者の実力者。桜木花道にたびたびいじられる。
安西先生の名言「諦めたら試合終了ですよ」はあまりにも有名。

などなど、他のキャラもキャラ渋滞なくらい、濃いキャラだらけです。

 

 

ブランディング的観点で言うと・・・

 

1.ギャップが効いているキャラが多い

桜木花道のヤンキーだが惚れやすい、とか流川楓の実力あるのにクールどころか無愛想とか、ギャップの多いキャラが多いところが特徴。

 

2.成長を見守れる

成長していく過程を応援したくなるのも、ブランディングの一環です。
オーディション番組や、デビューを追いかけるような番組、はじめてのお使いが人気なのも、成長を応援したくなるのは、ブランディングの一つでもあります。

 

3.目的がはっきりしている

キャプテンの赤木剛憲は、湘北が弱小の時から、「山は全国制覇」と語ってました。
目的がはっきりしてるのも、読者と共通目的を持てるというブランディングになります。

 

ということで、他にも色々あると思いますが、スラムダンクはブランディングが多すぎる作品なので、どんな声優になろうが、どんな映像だろうがある程度は流行ると思っていたというのが、今回の映画版スラムダンクが批判にさらされていても、流行ると思った理由です。

 

ぜひ迷われてる方は、一度劇場で映画版スラムダンクを見てみてはいかがでしょうか。

 

私は今の人気が少し落ち着いてから、行こうと思います。

 

ということで今回は、批判されまくった映画版スラムダンクが流行った理由は、多量のブランディングがされてる作品だから、でした。