少し前の投稿で、YouTuberのヒカルさんがピンチ、という内容を書きました。
ざっくり言うと、ブレイキングダウンのパクリ的なことをやり、再生数が伸びなかったというもの。
ヒカルさんはブランディングの天才なので、何かに乗っかるのではなく、独自で考えたほうがいいのにという趣旨の内容でした。
そんなヒカルさんの新企画が、バズり出しているというのです。
結論から言うと、確かに面白かったです。
それは何かというと
食べログ評価の低い粗悪店に訪れ、食事してみた
という内容の企画。
第1弾は、2023年1月22日に公開されたのですが、ヒカルさんが食べログ評価「1.1」のカニ料理屋を訪問。
実際に食べログ評価が低いお店の料理を口にし、「吐きたくなる」「トラウマになりそう」などとレビュー。
実際にヒカルさんのその様子が面白かったのか、再生回数は192万回を記録している(2023年2月15日時点)。
そして第2弾が、2月9日に公開した動画が公開。
ヒカルさんは食べログでクチコミ評価「1.7」の肉寿司専門店を訪問。
こちらでも容赦なく寸評。
「1人につき2フード・2ドリンク制」
「肉料理がことごとくかみ切るのが困難」
「やっぱりクチコミ通りヤバかったです」
「あれで2万はないでしょ。」
などなどと語っていました。
するとこのヒカルさんの動画を見た視聴者も
「舌の肥えてるヒカルさんが劣悪な料理食べてるだけで面白い。」
「食べるたびにくっさくっさ言っても検証の為にちゃんと口にするヒカル達は偉いわ。」
「この企画面白過ぎるので続投お願いします」
「おいしい店の紹介はもう他で見飽きているのでこういう企画は新しくて面白い。もっと見たい」
「こういう系の企画続けて欲しいな」
と高評価連発。
流石のヒカルさん、早速シリーズ化できそうな企画を、ブランディング成功といった感じです。
今回のこのヒカルさんのシリーズ、ブランディング的に見てはやる要素が2つあるなと思っています。
一つはギャップ。
ヒカルさんといえば、
・お金持ち
・高級な食事やブランドもの
・強気な発言
などが有名かなと思います。
そのヒカルさんが、劣悪な食事というある意味「被害」にあっているというのが、ギャップとして好感を得ているなという印象があります。
逆な言い方をすると、お金持ちのヒカルさんが、ミシュラン3つ星レストランで食事してみた、みたいな企画ってそのまますぎてギャップがないですよね。
そう考えた時にその逆をいくことで、ギャップが生まれてるなという印象です。
そしてこれはおまけですが、まずいものを食べる、苦しんでる、みたいな被害者感がヒカルさんから感じられるのも、受けてる理由だと思います。
ザ成功者、が感じられるヒカルさんは、アンチも多いと思います。
そんなアンチやヒカルさんが鼻につく、と思っている人からしたら、あのヒカルが酷い目にあってるぞ、みたいなギャップもくすぐるポイントになっているのではないでしょうか笑
ギャップは人を惹きつけますからね。
二つ目は感情表現です。
あくまで飲食店に行くというのは、食レポ、みたいなイメージがありますが、このシリーズでヒカルさんが受けているのは
ヒカルさんのリアクション
だと思っています。
SNSなどでついつい人が失敗しがちな投稿は、感覚でものを伝えってしまうところです。
特にグルメ系は、どれくらい美味しいなどの感覚は、他人と共有できないので、伝わりにくいです。
しかし「すごい!」「美味しい!」「綺麗!」などの感情表現は他人にも伝わります。
それはその人の人間性などが伝わるからです。
プロ野球の方が上手なのに、感情を込めてプレイする高校野球の方が感動する、みたいな話ですね。
ヒカルさんはこの動画で、「やば!」「かた!」などなど感情的な表現が非常に多いです。
細かい寸評などはすっ飛ばして、ヒカルさんがまずいと思うことや、ヒカルさん自身がどう感じたか、というコメントは、感情が伝わり人間性が感じることができます。
ということで、ヒカルさんの新しい企画「食べログの評価の低い粗悪店訪問シリーズ」は、ブランディング的にヒットの要素満載です。
まだまだ人気が出そうで、今後が楽しみですね。
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